やっぱ根底に生命の躍動感のあるものが作りたい。
生きていようが死んでいようが、生きた人間が作る独特のリズムがほしいものである。

太宰おさむの「斜陽」は面白かった。読んでいて、なんか妙な確信のあるイメージが浮かんだ。彼は実は女になりたくて女と心中を重ねたのではないか。あまりにも女の内面を上手くつづっているようでならない。それとも誰かからもらった手紙を写したのだろうか。それとも私の心が主人公にぴったり重なるのだろうか。
妄想と想像に過ぎないが、彼は実はあこがれの師匠との子供を作りたいと思ったことがあるのではなかろうか。
この話の主人公を私はかなり好きである。

でも読んだら疲れた。多分それは主人公の考え方が疲れるからであろう。「もう今日はこれで沢山」と思った。

男になりたい女がいて、女になりたい男がいる。
ちっとも不思議ではない。隣の芝生であるし、ファッションやしぐさや行きざまの合う合わないがある。

私は男になりたい女のタイプ(あくまで真似て陶酔したがるタイプ)であるが、理由は、めそめそしたくないからである。本質的にも、めそめそしていると人のエキスを吸い取って肥え太るような気がして、実際それほど弱くも無く、だのに何故今家でふらふらしてるかというと、どのような職場にも私に対して手を焼き、時には頭痛すら覚えるデリケートな人種がいるからである。それが延々と続くなんて、私まで頭痛を覚える。やっぱり私って高機能自閉症かなとふと思う。人と話してても本心から人と向き合えない。

しかし金は稼がねばならぬ。

ああ人は好きだけどにくきもの。

ひとまず人との距離感を把握するように努めてみよう。

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